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日・中社会保障協定の発効に伴う手続きの注意事項

2019年7月15日

  1. 社会保障協定とは
  2.  海外に従業員を派遣する場合、日本と派遣されて就労している国の両国の社会保障制度に加入する必要があります。その場合、日本と海外の社会保障制度における保険料を二重に負担することとなり、また将来それぞれの国で年金を受け取ろうとしても加入期間が短くて年金受給できないケースが考えられます。

  3.  社会保障協定とはこれらの問題を解決するために二国間で締結されるものです。
  4.  (1)二重加入の防止(適用調整)
  5.  (2)年金制度加入期間の通算

  6.  (1)については、相手国への派遣の期間が5年を超えない見込みの場合には、当該期間中は日本の法令のみを適用し、5年を超える見込みの場合には、相手国の法令のみを適用することとなっています。
  7.  ※どちらの国の制度に加入するかを事業所や本人が自由に選択できるものではありません。
  1. 日・中社会保障協定の内容について
  2.  社会保障協定は締結している国ごとに内容が異なります。今回は日・中社会保障協定の主な内容・手続きについて見ていきましょう。

  3. (1)内容
  4.  日・中社会保障協定では、二重加入の防止の制度のみ対象となります。年金加入期間の通算は対象外です。

  5. (2)派遣期間の取扱い
  6.  派遣期間の長さの「見込み」は必要なく、派遣開始日から5年間は日本の年金制度のみに加入となります。

  7. (3)派遣期間の延長について
  8.  派遣期間が5年を超える場合については、申請に基づき両国関係機関で個別判断の上、引き続き日本の年金制度のみに加入することができます。
  9.  ※特段の事情がない限り、延長期間は5年を超えないこととする。
  1. 手続きについて
  2.  中国の事業所へ派遣される従業員がいる場合、原則派遣前に「適用証明書」の交付申請手続きを行う必要があります。日本年金機構から交付された適用証明書は、派遣先の中国の事業所を通じ、中国制度の適用免除の手続きを行うこととなります。また、協定発効日より前から中国へ派遣されている従業員は、協定発効日に中国へ派遣されたものとして取り扱われます。適用証明書交付申請の受付開始は2019年8月1日(協定発効日の1ヶ月前)ですが、 発送は2019年9月1日(協定発効日)以降順次となりますのでご注意ください。詳細は下記からご確認ください。


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